1人の青年にスポットが当てられて1日を追っているこの映画。大きな事件が起きるわけじゃないから退屈かもしれない。でもゆっくり午前中からコーヒー飲みながら観るにはぴったりかな。
朝からコーヒーを飲めてない主人公ニコの1日はなんだかツイていない。どこにでもある日常風景のようで、でも1日でこんなに多くの人に出会って絡まれることなんてないから少し羨ましくも思った。
白黒の世界で印象に残るのは出会った少し変わった人たちとタバコとコーヒー
父に言ったように『考え中』だったニコはいろんな人に出会って何を思ったのだろうか。
カラフルでゴチャゴチャした雰囲気も好きだけど、モノクロは余計なものを写してない気がして、オシャレなベルリンの街の雰囲気に合っていた。
日付が変わってコーヒーを飲むシーンも静かでかっこよかったです。
ニコの俳優さんはピエロがお前を嘲笑うの主人公と同じ人なんだって途中で気づいた。作中でも言われてたように背は低いけど困り顔の似合うイケメンだと思いました。