チッコーネ

ダリオ・アルジェントのドラキュラのチッコーネのレビュー・感想・評価

3.2
テン年代の監督作品で、しかも古典。冒頭の夜の森場面は、あまり照明が良くなかったので不安になった。
しかし予想できる内容なのに、物語に引き込む力はあり、数分に1回は訪れる恐怖場面も相俟って、退屈はせずに済む。
残虐シーンの思い切りの良さ、全然怖くないカリカチュア感は健在。また豊満な女優たちのエロティシズムを効果的に活用する手腕には、イタリアを感じた(うち一人は監督の娘)。
精神科医役がルドガー・ハウアーなのは、全然気づかなんだ。