元空手部

真昼の不思議な物体の元空手部のレビュー・感想・評価

真昼の不思議な物体(2000年製作の映画)
4.0
誰も座っていない椅子が描写された次のショットで、構図は変わらずに、その椅子に座った男の子が現れる、いかにも仏教的でアジア映画的な無ありきの存在論的感覚が良かった
一つの作品の作者として、署名する人物を相対化した、重層的な構成は、近代以前の文学形式に近いドラマ性があり、旅の到達、物語の終わり、フィクションからの転換等、諸要素が入り混じった末の犬のショットには、非西洋劇的なカタルシスになっていて良い