真昼の不思議な物体の作品情報・感想・評価 - 6ページ目

真昼の不思議な物体2000年製作の映画)

Mysterious Object at Noon

上映日:2016年01月09日

製作国:

上映時間:83分

3.9

あらすじ

「真昼の不思議な物体」に投稿された感想・評価

Yumi

Yumiの感想・評価

3.0
2017年の映画初め。
こういう手法でもドキュメンタリー作れるんだよなぁ。
ooioo

ooiooの感想・評価

-
リレー方式の造話集。年配女性が親に売られた話をする。監督がかける言葉は「作り話でいいから話を続けて」。戸惑う女性。語り手が演者になったりするし、「カット!」の後も登場人物を映したりする。虚と実の境界線が曖昧に。『ブンミおじさんの森』でも唐突に撮影風景を見せて、猿の精霊は着ぐるみだとわざわざ観客に伝えていた。造話リレーの最後は「もしかして最初の女性の話につながるの?」と思い感動しかけたが…。監督曰く「私は物語というものを信用していない」。
あらゆる手段で語られる物語はきわめて自由で、そしてやがてある文化そのものとして自律して動き出すかのよう。オープニングの、車内からフロントガラスと何処からか聞こえる何だかわからない声のロングショットに映画が象徴されているみたい。
アラン

アランの感想・評価

5.0
2回目

1回目、2016/1/30、イメージフォーラム

デビューからこのアプローチってすごい。

確実にオリヴェイラ監督の影響を受けていて、挙げるならば、ノンあるいは支配の空しき栄光のような時間移動。
春の劇やカニバイシュもそうだが、1発で物語に引き込む手法はどんな映画よりもワクワクする

常に映画を越えようと躍起になってるんだ。

園子温や瀬々敬久の初期を思わせるような映画からの抜け出し方。
映画界からしたら野蛮児であり、新世代の兆候だったのかもしれない。
8azuki

8azukiの感想・評価

4.1
みんなで作ったバラバラな伝説みたいなのが、きちんと1つの物語になってしまうから映画内映画にかんしては、めっちゃきちんと構成されてるんだなあと思う
いち麦

いち麦の感想・評価

4.0
御伽噺のリレーは言わばフィクションを取り込んだドキュメンタリー…シンプルな劇中劇の様だ。子供らの屈託ない話っぷりにもう笑うしかない。日常へ溶けて消えていく様な独特のEdもこの作品から窺われ嬉しくなった。
作り話でもいいから、と、
人々に物語の続きを語らせていく、その試みは非常に興味深い。
そうやって語られた話は、その地に住む人々の風習、傾向が映し出される。子供は残酷な物語を語り、女子はおしとやかに語るものだなぁと。

語られる話は最終的に想定しないところへ飛んでいく。想像力は無限大で、どこに転がってもいい。

語り手が現実のはずなのに、それすらも虚構に思えてくるし、語られている話は真実のように聞こえてくる不思議。
an

anの感想・評価

3.0
そろそろアピチャッポンを…と思い解説の中で一番惹かれたので見に行ったけど、途中から集中を欠いた。字幕が見づらかった。
sajimarks

sajimarksの感想・評価

3.9
超眠い。あと30分短くしてほしい。体調のいい時でないとキツイ。
しかしこの、語られる物語への魂の持たせ方はすごい。猥雑に撮られるタイの日常の風景と音と、不意に差し込む、貧困と親子の記憶の惨さ。その隙間をのろのろと物語は蛇行していくが、めちゃくちゃな、だけど「らしい」オチをつけられる。しかしカメラが回るなか演者が演技を解いて笑っても、登場人物が死んでも、タイの風景のなかで本当に物語が閉じたと思えない。物語の亡霊は、映画のなかの現実を彷徨している。それは真昼に起こり、映画館を出てもぼんやりと続く。
skip

skipの感想・評価

-
白黒で質の粗いドキュメンタリーのはずが次第にその輪郭は霞み崩壊していく。なんとも混沌としたワールド全開であった。口承は語り手と演者を曖昧とさせ突然の虚構と入り混じる様子に笑みすら浮かべさせられる。映画を撮る行為すら映画であり特有のSF世界すら生まれてしまうのだから痛快作。