真昼の不思議な物体の作品情報・感想・評価 - 8ページ目

真昼の不思議な物体2000年製作の映画)

Mysterious Object at Noon

上映日:2016年01月09日

製作国:

上映時間:83分

3.9

あらすじ

「真昼の不思議な物体」に投稿された感想・評価

eddiecoyle

eddiecoyleの感想・評価

2.9
観てる最中トッドソロンズ『おわらない物語 アビバの場合』思い出して観終わった時の気分がソクーロフの時のそれと同じだった。
物語ること。そのフィクションであるが故の魔法をあっさり手離し、被写体自らに物語をでっち上げさせ、彼等自身をも物語の登場人物に仕立て上げると言う大胆で確信犯的な手法の見事さはキアロスタミ『クローズ・アップ』に匹敵する。
また古今東西の民間伝承が口述を通して伝わることで如何様にも変容して行く様に、本作もまた着地点の見えぬまま変容に変容を重ねて物語が進むうち遂にはタイと言う国の(農村部での暮らしの厳しさと、誰もが首都バンコクを目指すと言う)現実までも物語ってしまうことにただ唖然とするしかなく、それでいて映し出される語り部たちが皆一様に自然体であることも驚きに値する。
終盤の少年たちのサッカーシーンが近作『光りの墓』のそれと呼応しているのを観ると、アピチャッポンがその初期から一貫したスタイルを持つ作家であることを示しており、かつ『不思議な物体』の造形は、カーペンターのド傑作『ダーク・スター』におけるエイリアンのそれと双璧をなす素晴らしさで、観る者全てを幸せにしてくれる。
山形国際
ドキュメンタリー映画祭で
優秀賞を受賞した作品。

この作品は単に
ドキュメンタリーでなく、
架空の世界が混ざってる。
不思議な空気が流れています。

荒れた画面で混ざっています。

クリアな画面が好みなので、
絵面的には苦手でしたが、
この荒れがとても効いていて、
悔しいけどジワジワ良さが来ました。

ドキュメンタリーは、
田舎町に暮らす人々を映す部分。
その彼らに物語を語ってもらう部分。

架空の世界は、語られる物語の実写。

物語は長く語られる事なく、
何の繋がりもない人々が次へ次へと
話を繋いで続いていきます。

映される語る人と、
人の口から出る架空の世界。

映像の荒さがその境目を曖昧にし、
混ぜこぜになった感じが、
うわ♡って感じです。

そして最後の破壊力。
束になった子どもたちって無敵。
いい流れだったのにぃー(ΦεΦ)ムー。

映画って架空の物語が多いし、
そこに伝えたい事を
ギュっと詰めると思うのだけど、
その部分を第三者に託して
ドキュメンタリーに
しちゃうんだなって、
とても新鮮でした。

その真意や如何に。
spacegomi

spacegomiの感想・評価

4.2
リレー小説形式で村人たちによって紡がれる物語。足の不自由な子供と家庭教師をめぐる物語はたくさんの人の手に渡りながら自由自在にヘンテコなものへと変容していく。子供の考えるギョっとするような展開とか、すごくいい。
語られる内容の虚実や、論理的整合性、演出の作為性はさして重要ではない。むしろ、芸術家でもなんでもない市井の人々が「物語る」という行為を楽しんでいる姿をカメラが捉えていることこそが、観る者に不思議な心地よさを与え、混沌とした世界へと吸引する力をもたらしている。
ナホ

ナホの感想・評価

4.0
物語とドキュメンタリーがぐちゃぐちゃでわからんちんだった。
はじめてこんなんみた、良かった
渥美清

渥美清の感想・評価

5.0
やっぱり良いな〜アピチャッポン
この頃から最新作まで表現したい事が一貫している
ベストオブ昔話映画
ヒロ

ヒロの感想・評価

-
複数の登場人物が作り話をリレー方式に語っていき、その語りのシーンと語りの再現ドラマが交互に流れていくというのが基本的な構成。しかし、語られている話に一貫性がなく、カットがかかった後の役者たちがリラックスした姿が映る映像が流れたり………。
とにかく、まったく理解できない笑。しかし、映画館はなぜか満席。しかも、高評価。まったく理解できない。

さらに、英語字幕がスクリーン下側に表示され、日本語字幕はスクリーン右側に表示されていたため、スクリーン左側の映像を捨てるor拙い英語力にかけ英語字幕を追う、という選択を迫られた。
観終わって思ったが、どっちでもいい。

結果、まったく理解できない笑。

【アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ 2016】

2016-27
Vega

Vegaの感想・評価

3.8
自由なアピチャッポンが人々に自由に物語ってもらって刺激的で不可思議な作品が生まれた。

あ、物語ることは自由であることなんだな。

右足は現実の陸地に、左足は虚構のボートにあるかのように、危うくてふわんふわんした。
ひろせ

ひろせの感想・評価

4.0
私にとっての初アピチャッポン作品であり、
これが彼の初監督作品らしい。

現実と虚構のボーダーが曖昧になる。

神話の創造ってこんな感じなんだろうか。

ううまた見たい!!!!

愚問だけど、本当のドキュメンタリーなのか、フェイクなのか、どっちなんだろう・・・。
面白そうな企画だったので撮り始めたけど、意外とつまんなくて、収集つかなくなったから最後は子供の無邪気な発想に頼ってみた。
ザラついた白黒の画面も気に入らない