TOT

スリープウォーク・ウィズ・ミーのTOTのレビュー・感想・評価

4.0
マーク・バービグリアの半自伝的物語。
スタンダップコメディアンとしての成功を夢見て邁進する主人公マットと、彼とともに生きようとするもすれ違う彼女。
進む道の先に違う未来が見えている2人が共にいる不幸せ、徐々に進行する夢遊病が侵食する現実。
心身ともに傷つきながら他者は傷つけずに自虐のネタに変え、また自分が傷ついてそれでも未来に進んでいく。
マンブルコアとスタンダップコメディを繋いで、とてもアメリカ的だけど優しく、苦悩しながらスマートなエゴで、なんだかとても新しく感じた。
直後に観た『ジョージア』が素晴らしすぎて感想が脳の遠くに行ってしまったが、良かったのでまた観たいな〜。
ルーファス・ウェインライトのお父様の演技を初めて観た気がする。

ユーロライブ
「ほぼ丸ごと未公開 傑作だらけの合同上映会」開催記念プレイベント
「アメリカ映画が描く"真摯な痛み"」にて
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