バニラ

冬冬の夏休みのバニラのレビュー・感想・評価

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)
2.9
シャオシェン監督、高得点多いなあTSUTAYAの旧作コーナーから名作ドラマを。
母親が病気で入院、兄妹はお祖父ちゃんの田舎で一夏を過ごすシンプルなお話。
期待しすぎたのか、素直に観れたけど自分の捉え方がダメなのかも。
台湾版「となりのトトロ」みたいな、優しさがある雰囲気です。
兄は冬冬、母の容態を心配しながらも田舎の夏休み生活を満喫してた、いろんな事を学んだ夏休みは観てて懐かしさもあった。
冬冬の妹は婷婷、仲間外れにされて兄達の服を川に捨てるほど気が強い、寒子をお姉さんのように慕う気持ちもわかる。
村で暮らす障害を持っている寒子、死んだ小鳥を巣に返すなど優しい心を持ってる、婷婷が列車にひかれそうになるのを助けます。
見方をかえたら寒子が主役なのかとも、なんか最後はキレイでした。
特にネタバレもない一夏、それがネタ。
始まる期待と終わる寂しさ「夏休み」とは特別な時なのかもしれない。
痔の手術後は唸り声だすほど痛い。
婷婷があの時、列車に退かれてたらノスタルジックどころじゃなかった。
ひとつひとつのエピソードが兄妹の胸に残り大人になっていくのだろう。
子供の頃の純粋さに共感はあるけど、作品としての評価を探せなかった、感性のない自分が残念。
寒子とのエピソードに心の美しさ感じる何かがもっと欲しかった。
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