矢吹

冬冬の夏休みの矢吹のレビュー・感想・評価

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)
4.1
6年前は全てが新鮮で、卒業生の涙がわかりませんでした。

大人の世界を少しずつ垣間見ながら、
描く子供の夏休み。
裸に葉っぱで寝るの、羨ましい。
妹の復讐とか、最高で。
変な大人とかいたよね。

おじさんたちの行間。子供目線、
自然の中の人間関係。
こう言う書き方好きです。
風景を大事にする監督だな。
それと、夏の音。
ずっとここにあるような既視感と生活感と喪失感と切なさと一瞬の美しさ、思い出がある。

怒ってるとか、悲しんでるとか、わかるんだけど、後になってそういうことだってちゃんと思い出したりする。
大人になりたいけど、子供のままでもいい。
15になったらディズニーランドへ行けるから。
しばらくは、新鮮で、わかんないことだらけだけど、卒業する頃には泣けるのかもしれないじゃない。

さようならまたね。どこにでもある言葉。
矢吹

矢吹