れでぃお

冬冬の夏休みのれでぃおのレビュー・感想・評価

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)
4.2
台北にいるお母さんの病気という要素が映画の内と外のバランスをとりつつ、田舎での夏休みの話が展開されていく

不慣れな田舎への移動とともに、見ている側もまだ慣れていないこの映画の世界へと引き込まれていく
そしてお母さんの病気が治り、夏休みが終わり、台北へ帰るところで映画は終わる

田舎のシーンの瑞々しさは抜群

中心を絞りすぎない内容、映像と、大人と子供、自然と人間、生と死が地続きな世界観が相まっていて良かった

線的な物語ではなく、一つ一つの描写が全体を生み出している作品
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