冬冬の夏休みの作品情報・感想・評価・動画配信

「冬冬の夏休み」に投稿された感想・評価

たよりないが仲良しの叔父、金魚のフンみたいについてくる妹、田舎の少年たち、亀レース、川での水遊び…などなど自分の少年時代を思い出すような情景であふれていたが、そういった甘酸っぱい出来事ばかりでなく、病気の母、予定外妊娠、狂女、傷害事件…といった「オトナの世界」も垣間見られる、ちょっとビターな『ぼくのなつやすみ』。
頻出される線路や列車が、決して戻らない時の流れをいやがおうにも意識させる。
かなりよかった。
みはる

みはるの感想・評価

3.7
長くて短かった夏休みが終わってしまった…ということで、若干季節外れだけど夏休み映画。田舎町ののんびりした、ノスタルジーな雰囲気にどっぷりと浸れる。こんな夏休み過ごしたことないけど、冬冬たちとの夏休みを擬似体験した何故だか懐かしい気持ちにさせられた。一番好きだったのは、亀の競争のシーン🐢グダグダすぎて可愛かったな〜!
特別大きな出来事は起きなかったけど、子供対子供, 子供対大人, 大人対大人の描き方が上手いなと感じた。同じ場所にいても、過ごす時間は全然違う。今作は台湾映画だけど、田舎町の風景は日本とほとんど同じ印象。あと「仰げば尊し」を卒業式で歌うのって日本だけじゃないんだ!と思った。
大傑作。まるでその場にいたようなら懐かしさ。
『ショーシャンクの空に』が好きといわれると、言うなればマルゲリータピザが好きと言われるようで、そんなもん誰でも好きだろうが!おれも好きだよ!他には!?っていう感じで何も言えなくなってしまう気持ち。でも、ホウシャオシェンの映画が好きって言われるとなんだかイワシの湯煮が好きと言われたような、おれも好きだよ、それすごいわかるよ…。という感じでこれも結局何も言えなくなる。説明不可能な何かがあるような気がします。

別にこの映画で特別に何かすごい出来事があるわけではないのですよ。それでも欧州の芸術映画にあるようなわかったようなわからんかったような…みたいな。本で読んだから的な頭では理解できてそれっぽい説明が孫引きでできるみたいな、だけれど腑に落ちないみたいな感じではなくて、腑に落ちるけれどなんか説明できないみたいな良さがあるのです。初期の北野映画の暴力的じゃない、叙情的な感性というかその最良の部分が感じられるようなそんな気がして好きになってしまいます。

でも、この映画の「仰げば尊し」ではじまって「赤とんぼ」で終わるのは日本人として現代に生きる責任というものの息苦しさも同時に感じてしまって、日本家屋が出てくるということそのもののつらさを感じずにいられませんでした。
u

uの感想・評価

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2017.8.10
ミク

ミクの感想・評価

4.0
畳にちゃぶ台に襖に、扇風機の風に当たりながら、窓枠に足をかけて読書。友達が家の外から叫び読んでくれたら、虫捕り網片手に飛び出す姿。夏の風情たっぷり。
舞台は実際に医院だった日本家屋が使われてるんですねー!

何気なく過ぎていく毎日でも、死が真横に居たり、年上の人たちに身勝手さに不満を抱いてりして、小学生にとってのひと夏ってこんなに大きかったんだなー。
大人になっての夏休みは、バイトの連続で毎日が変わらぬつまらない日々
何なら学校の方が、友達とも会って充実した日々では、、、と思うほど

でも子どもの頃の夏休みってこうだったよな〜
毎日新しいことがあって、楽しくって
ただただ遊び倒してるだけなのにね
おばあちゃん家行くことが旅行のように楽しくて、私も毎年母の母校の夏祭り楽しみにしてたな〜
そういう懐かしい気持ちがわきました

良い加減に、大人と子どもの視点を混ぜ合わせていて、両方の苦悩がわかるうまい構成でした
ただ前半亀虐待すぎて、コンプライアンス不安になりましたね 笑
侯孝賢監督作
台湾ニューシネマ

冬冬と書いてトントンと読みます。

侯孝賢が自身の経験をもとにして作り上げた作品。

少年の目線から描かれた一夏の物語。母の入院のために実家に帰省する。母の居ない数日間という少年にとっては居心地の悪い生活。ラスト、母の病態が悪化し一晩越せるかどうかという夜、母のことが心配で心配でなかなか寝付けない少年。この緊張感が画面からひしひしと伝わってくる。

固定カメラの素朴でリアリティのある演出。

忘れかけていた、いつかの夏の日を思い出させてくれる作品。
MIHO

MIHOの感想・評価

4.0
マスト
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