ayako

キングス・オブ・サマーのayakoのレビュー・感想・評価

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)
4.0
最高!!
冒頭の刻みが頭の中で鳴り止まない!!
(冒頭3分間は公式サイトで見られるので、ぜひ! ていうか、上映館数増やすべき!)
さっきから自分の膝たたきすぎて絶対内出血してるわ。(太ももを叩くと足のむくみがとれますよ〜)

「親から自由になりたい」
「父さんのバカ」
「使者なんか現れないし」
その気持ちよくわかる! みんなこうして成長するんや!

森の中で自給自足の生活を試みるんだけど、ファーストフード店という「俗物」を見つけてしまうとか、
好きな女の子が年上と別れてチャンス!と思ったら…の展開とか、全部愛おしい。高校生ってバカだけどかわいい。
最後に口ひげだけ残すんだけど、なんだか少し大人な雰囲気になってた気がしたよ。

妄想シーンに草原はよく登場してたけど、こういうの、よくあるよなー。

どの音楽も最高だったけど、冒頭の管を棒で叩く音も音楽になってて、やっぱり1番印象的。その後、物の当たる音も際立つ。(意図的?)
ビアジオの踊りが高校生らしくて笑える。懐かしい。好き。
ゲーム音楽みたいなん流れてたけど、ゲームの延長っぽく剣持ってるのとか、蛇に向かってパーセルタングみたいなん唱えるのとか、ほんとに全部愛おしい。笑いまくった。

「大人になるのに焦らなくていい」
「想像をやめたら死ぬ」
大人になると子どもの時ほど豊かに想像しなくなる。
米文学史上、主人公は大人になりきれないことが多い。
ティーン映画が作られ続けるのも、多くの大人の観客が共感できるから。
私の中にもまだティーンエイジャーがいるんやな。
というか、大人の定義ってなんだろう。
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