ぴろもーど

パージのぴろもーどのレビュー・感想・評価

パージ(2013年製作の映画)
3.3
【2020年という近未来、アメリカではパージ法が制定。これに基づき、アメリカ国民は1年に1度、12時間パージを行うことが可能となる。】

パージ=『浄化』という意味を持ちます。このパージという単語だけ聞くと、聞こえがいいのですが、鑑賞後はパージという単語に別の印象を持つはず。
この作品内におけるパージというものが、かなり恐ろしい行為であるからなんですが…。

パージ法では、1年に1度、12時間だけ、どんな事をしても罪に問われないとされています。勿論殺人を含めての事。尚且つ、警察も病院もこの12時間の間は機能停止。
想像するだけで恐ろしい事この上ない。

ただ、政府は皆さん進んでパージしましょう!と公言しているわけで、更にこのパージ法のおかげで犯罪率がほぼ無いに等しい数値に減っています。それもまた恐ろしい。

そして人々は大きく分類すると
【パージに参加する人】と
【参加はせず家で防備する人】、
【パージに参加する気もないが、防備することもできない人】の3つに分かれます。

『パージに参加する人』からしてみればこのパージのターゲットは必然的に『パージに参加する気もないが、防備することもできない人』になるわけです。つまり、ターゲットにされてしまうわけです。

この作品の主人公ともいえる存在の家族は、裕福なこともあり、『参加はせず家で防備する人』に当たるのですが、そんな家族の元に、パージのターゲットとなる人が逃げ込んでしまいます。これをきっかけに、家族はパージに巻き込まれてしまいます。

自分は参加はしないから大丈夫。防備しているから大丈夫。客観的に考えていた家族が、実際にパージに巻き込まれる。いやー展開は想像がつくものの、それでいても面白かったです。
パージする人たちの仮面がこれまた恐ろしい。人間であるはずなのに、もはや人間ではない。

なんだか、『リアル鬼ごっこ』や『バトルロワイアル』に近いものを感じました。他人事に考えていたのに、巻き込まれてしまう部分や、近未来にある法律で…なんて部分があるからですかね?
ただ、個人的にはこの『パージ』、物凄く好きな映画です。
シリーズ化にも納得!!!