【点数】 68点
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「元に戻れるわけない。」
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【感想】
前から気になっていたのと、フォローさせて頂いている方のレビューを見て観賞。
失業率1パーセント、犯罪率過去最低、暴力存在せずー理想的な国家となったアメリカ。しかしその礎を築いたのは、1年に一度12時間の間、殺人を含むすべての犯罪が合法となる「パージ」が導入された為。主人公一家はパージ賛成派ですが、自らこの「祭り」に参加することはせず、家のセキュリティに最善を尽くしこの一夜をやり過ごそうとしますが、、が大まかなあらすじ。
斬新なコンセプトの映画だと初めこそ思いましたが、見終わった後はアメリカっぽいなあ、、と不思議な納得感。笑
理性(倫理観や常識)と人間の本能は紙一重で、だからこそ日常的に犯罪が起こる。それをコントロール(管理)する、つまりはけ口をルール化するというのがパージの趣旨。
予告を観た時はB級映画なのかなあと勝手に想像していましたが、パージによる犯罪率の低下と低所得者/高所得者の関係性など、考えさせられる点は色々あった気がしますね。
ひとつだけ明確にダメ出しするとすれば、彼氏のくだりはいらなかったかも。笑
娘との和解のきっかけならもっと自然なものがあった気がします。
