泣く男の作品情報・感想・評価

「泣く男」に投稿された感想・評価


六角精児?こっちでも出演してるのかよ

マンションでのナイフ捌きは圧巻

韓国映画のこの血がドバドバ出ちゃう感じさすがだよね

このレビューはネタバレを含みます

ゴンが命を賭してまでモギョンを守ろうとする動機が幼少期の話といまいち繋がらない。裏切った組織の他の殺し屋も特徴がなくどのキャラクターにも感情移入できなかった。作品全体を通してスポットライトが当たっていない環境と人のリアリティがない。各々の銃の取り回しがイカしてる。ゴンの普段の素振りや掛け合い、店でパクったガス缶とライターで即席爆弾を作り殺し屋を見つけるシーンとアパートでのナイフファイトアクションはよかった。
やっぱり漢たるもの、自らの行動の尻拭いはキッチリするべきであると感じた。

主人公である殺し屋ゴンは少女を誤って殺したことが負い目となり、その母親に対する罪悪感から色々あって所属する組織を裏切る訳だが、そんな罪悪感を投げ出したくなるほどに戦闘描写が凄まじい。

特に中盤の団地での戦闘は観ていて大変面白く、「一室」という狭い空間での血がビュービュー噴き出る近接戦闘や、隣接する団地をまたいでの銃撃戦など、戦闘の種類も複数あるため全然飽きない。個人的にはあの戦闘場面があと10分はあっても良かった。
あと「団地」という身近で質素な場所をここまで派手な戦場に変えたというのも素晴らしくて、団地に対する価値観も変わったし、観ていて団地でサバイバルゲームがしたくなった。

また、本作で主人公が対峙するのは自らと同じ殺し屋たちである訳だが、その複数人いる殺し屋の内何人かに外国人がキャスティングされているため、彼らだけ目立って「他とは違うプロフェッショナル感」みたいなのが醸し出されていたのも良かった。
あと悪役のキャスティングで言えばビョン室長を演じたキム・ヒウォンが個人的には良かった。韓国映画においては戦闘描写だけでなく役者の「顔圧」も非常に大事な要素であると私は思っていて、本作は彼がその役割を大きく担っていた。

そんな感じでゴンはプロの殺し屋たちと凄惨な戦いを繰り広げていく訳だが、殺された少女の母親からすれば彼自身も死んで償って然るべき存在。
彼自身もそれは承知しており、そんな彼がどのような手段でこの悲劇に決着をつけるのか。これがまた気の利いたものになっており、本作の大きな見所となっている。

私が本作を観て感じたのは、自らの行動の尻拭いはすべきであり、何よりそれがどれだけ過酷だろうと途中で投げ出さないことが大事で、こういうことが「漢」としての格好良さに繋がるのだと。
私も過酷な尻拭いを成し遂げたゴンのような、漢になりたいものである。
TRB

TRBの感想・評価

3.2
殺し屋にしてはメンタルが豆腐のように脆い男の話。

殺しを生業とする家業の方が、子供を殺した事でそんなにもショックを受けるのだろうか?

取扱い銃器類の操作など、アクションが素晴らしかったので退屈はしなかった。

ストーリーは置いといても、近年の韓国映画の熟し加減が凄い。

『アジョシ』の監督というので、期待を高め過ぎた。

女優さんが、木南晴夏みたいで可愛い。
松嶋菜々子にも似てる気がする。
655321

655321の感想・評価

3.1
殺し屋ゴン(チャン・ドンゴン)はターゲットであるモギョン(キム・ミニ)を殺さず守ることを決意する…。

と書くとまるで殺人マシーンが心を取り戻した話のようだが、この『泣く男』はそんなメンタリティでは進まない。
技術的にはプロフェッショナルなのかもしれないが、常に感情が先行して行動する。
登場人物のほぼ全員が「エモい」を優先して大暴れ。その映像、脚本で突っ走れるのが韓国映画の凄いところだなあ。
okire

okireの感想・評価

2.0
チャンドンゴンのPV
くろ

くろの感想・評価

2.7
アジョシを期待しちゃいけなかった。ドンゴンが魅力ない。なんでそこまでって部分の答えらしきものが映画の最後に提示される。主人公の真意がわからないっていう不満かかえて最後まで見なきゃいけなかったのが残念。
アジョシの監督作品。
バイオレンスアクションは圧巻。
設定がよくわからなくなる部分もあったが、ストーリーが後半がなるにつれ、引き込まれていった。
朱音

朱音の感想・評価

1.8

このレビューはネタバレを含みます

率直に言って、物凄くダサい映画だと思った。
ウエットな話をこれでもかというほどウエットな演出でもって、重いテンポ、回りくどい構成で描いていて非常に退屈に感じた。
そのうえサスペンスとしても、ノワールとしても、そしてアクション映画としても、とにかく全編に亘ってツッコミどころ満載で、全然話に乗れない。

チャン・ドンゴン演じる主人公ゴンの終始上目遣いで睨みつける様な表情は、確かにねっとりとした情念を感じさせて印象的ではあるが、ヒロインに意図せず接触してしまったエレベーターのシーンで、その顔のまま会話しちゃうのはおかしいし、見るからに危なくてキモい男相手に普通に会話を続けているヒロインにも違和感を覚える。
そもそもこの主人公、言葉足らずで表情に乏しい不器用な男なのだが、子供を殺した罪悪感と自己のコンプレックスという異なる問題を抱えてフラフラしていて、いまこの瞬間に何をどう考え行動しているのか唯でさえ読みにくい。
私の感覚からするとおよそ合理的に思えない行動が多く、回りくどい展開も相俟って非常に感情移入し難い。それでいて演出や音楽などはずっとウエットなままだから、映画の中盤まで主人公が何やっているのか、何を考えているのか、よく分からないけどずっとメソメソしている事だけは分かる、といった塩梅で、そこにもってさらに同じ様に合理性に欠ける登場人物たちが数多く現れて、複雑に絡み合うものだからもう訳がわからない。

最も不可解なのは、この映画ではやたらと人死にが出るのだが、敵の殺し屋チームはどういう訳か勝手に同士討ちで死人を増やしているだけだし、さっさと殺しに掛からず油断して不意を突かれたり、不用意に飛び出して行くような間抜けな行動も多く、緊迫感が無い。
ブライアン・ティー演じる敵のリーダー、チャオズが「韓国チームを失った!」と激怒する場面、いやそいつら殺したのお前の隣にいる奴だから!

主人公をはじめ殺し屋たちはやたらとスタイルはプロっぽい雰囲気を出しているが、実際の行動を観ていると全然プロっぽく感じられない。
俳優たちは身体を張って演じているし、決め絵のシーンもそれなりに格好良く、バイオレンスもてんこ盛りなのだが、相対的にダサく感じた。

警察の行動も意味不明で、重要な捜査情報の解析を一般人のハッカー(またこれが見るからに、オタクをバカにしたような造形なのもどうなのか)に依頼したり、爆弾が仕掛けられているかもしれないビルに駆け付け、爆弾ありませんでしたでさっさと帰ろうとする場面。めっちゃ銃撃戦してるのに…。
キム・ジュンソン演じるヒロインの上司ジョン・リーとか、ヤクザと内通していた警察官の最期とか、ヤクザ相手にもう考えがなさすぎというか、自業自得過ぎる。
ゴンが仕掛けた電子レンジ爆弾、あの絶妙なタイミングで敵が飛び出してくる保障はないし、
ラストの禊となる愁嘆場もそう、チャオズがモギョンを殺さない保証はどこにもない。自分だって撃たれて即死していた可能性あるのだし。

一事が万事このようなツッコミどころに溢れていて、とてもまともに物語を鑑賞するどころじゃない。
大体ラストに義兄弟との絆を感じさせて〆ってなんなの?本筋と全く関係ない!

個人的にはラスト・カットのチャン・ドンゴンの嗚咽シーンも不要に感じる。顔を上げた子供の目から涙がポロッと落ちる。それでENDの方がよっぽどクールだと思うのだが。
OP・EDのジャズもダサい。その曲自体に対してここで言う事はないが、映画を飾るOP・EDとしての使い方、というかそのセンスが本作のアンバランスさを象徴するような感じで何よりもダサいと思った。


この映画の良かった点として、キャスティングと演技は良かったと思う。
チャン・ドンゴンの体技、特にナイフ・アクションは素晴らしかった。
前述した情念を感じさせる爬虫類的なねっとりとした表情、満身創痍で、血を滴らせながら、それでも歩みを止めない姿には独特の色気があって、魅力的だった。
そして、タンクローリーで車を押し潰す殺害シーンはインパクトがあり、新鮮なエグさを感じられた。
saran

saranの感想・評価

3.9
鑑賞記録
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