レンタルショップ店長M

円卓 こっこ、ひと夏のイマジンのレンタルショップ店長Mのレビュー・感想・評価

3.9
主人公の毒舌少女こっこは観ていて爽快。子供の象徴というか荒々しさの中に、平均化されていない原石の様な輝きを帯びています。

そんな彼女のひと夏の日常を描いた物語。


今後思春期を迎え、男女の間に見えない壁が生まれる事を我々は知っている訳で ( 劇中でも示唆されている ) 。

それだけに、こっこ と親友の少年ぽっさん のイノセントな友情にホロリ。二人にはあの気持ちのまま大きくなってもらいたいものです。

世の中の嫌な部分に触れる度に、どうしてあの小学三年生の時の気持ちを失くしてしまったのだろう と、色々な事に慣れてしまった『大人としての無力さ』に愕然とするのです。