りな

円卓 こっこ、ひと夏のイマジンのりなのレビュー・感想・評価

3.7
思春期より前、男女の前に人として他人を知るために心を考える想像力を鍛える年頃の女の子。愛しくてしょうがない!芦田先輩(とわたしは呼んでます←)凄いです。西加奈子さんの作品が大好きで、あくまでもわたしの抱いていたイメージとのフィーリングですが、この映画はいい感じに表現してくれているかなと感じました。ちょっと可笑しくて奇妙でひょうきんで、ぬくぬくあったかい。それが西さんが創ってくれる世界。

子供の感受性は凄いなぁ。何かを知りたいと思う心、綺麗だと思う心、涙を流せる心、走り出す身体、大事に大事に、大人になってほしいなあとほっこり思える映画でした。「子供の考えることは解りませんねぇ。なんでですかねぇ。自分も子供やったのに。」本当にそう。誰もが通って大人になるのに、わたしたちにはこの子たちの気持ちは理解しきれない。それが悲しくて、やっぱり愛おしい。

虫の声、太陽、花火、夏の風。鼠男。(笑)夏ってのがまたいいんです。夏休みなのがいいんです。演者さんみんなが良い味だしてて素敵でした。丸ちゃんみたいな先生いたら最高だなぁ。
りな

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