みきちゃ

イコライザーのみきちゃのレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
4.1
TVドラマシリーズのリメイク映画版。
デンゼル・ワシントンことマッコールが静かにめっちゃ狂犬!

ちょっと頭おかしいくらいに強いマッコール。やりすぎるし、飛躍が止まらない。オーバーキルからのオーバーキル。待ってマッコール!後先一回考えてマッコール!と心配してみても強すぎてぜんぜん大丈夫でびっくりする。

過去と決別し、社会性溢れる感じの、人当たり良い兄貴分として生活していたマッコール。でも、どうしようもなく、血が騒ぐ。

マッコールの行動からして彼はOCD=脅迫性障害持ち。特にscrupulosity がハッキリ出ていた。なのでいくら話が飛躍しようと、大きな流れでみれば納得のいく自然な展開だった。というのもマッコールを彷彿とさせる既出のキャラで、ドラマ「スキャンダル」のハックと、ドラマ「デクスター」のデクスターというのがいて、二人ともなかなか難解なキャラ設定。ドラマを何シーズンも観てるうちにじわじわと二人の本質を理解し、大好きになった。マッコールをこの二人と重ねて、脳内で余白を埋めすぎたきらいはあるものの、そんなに間違ってない気はしてる。

女優陣のクロエモレッツとヘイリーベネットが期待通りで、さらに「ジョン・ウィック」ぽさがあったのも好ましい♪

誰ならマッコールに勝てるかと考えるの楽しい。ジェイソンボーンはたぶんむり…かな。96時間リーアムニーソンでもあかんかも。ジョンウィックならもしかすると互角で、あとは運次第かも。ステイサムは…ステイサムが負けるとこはみたくないかなあ。うーん笑

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二回目鑑賞。ダイナーでのクロエちゃんとの会話がおもしろい。てか「老人と海」ってそういう解釈なの。ちょっとわかってなかった。

マッコールの読書リストに近いのこれかなー。読んだことなくても知ってるタイトルがいならぶ。
https://ffbsccn.wordpress.com/2015/07/28/the-equalizer-denzel-washington-reading-through-the-top-100-books-you-should-read-before-you-die/

夜のボストンの美しさ。さぞ大画面映えしただろうなあ。劇場観賞勢いいなあ。
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