カッケー！かっこよすぎる。そして強すぎる。てかキザ。デンゼルおじさん、そこはちょっとくさい領域だぜ！
「あの自分に戻らないと誓った」せいで、空虚な人生を穏やかに過ごしてるって、なんだよそのかっこよすぎる設定は。周囲の連中はいい人だと思っちゃうじゃん。いや、いい人なんだけど、根っからのいい人間じゃなくて、空虚ないい人。徳の高いグッドガイではない。そんな無の男にあんな変態野郎が太刀打ちできるわけないわな。もう強いのなんのって、その無敵さは嫌味なくらい。やられるシーンを絶対に脚本に入れさせないスティーブンセガール級だ！敵の銃が手に入るのにそれは意地でも使わないんだから。そして勤めるホームセンターの商品のみで敵を殲滅するなかなかのコダワリ派だ。
しかも、あれだけのことをやっといて、まだそこに住むんかい！愛しきわが街かよ。同僚は表情ひとつ変えずにひとを殺すところを見てたんだよ！結構図太いな。
で、結局彼は「あの自分」じゃない自分として生きる理由を見つけるわけだが、これ、見つけてなくない？あんた、イコライジングしたいだけじゃね？
これはデンゼル・ワシントンの意図した演技なのか、それともぼくの妄想なのかよくわからないが、ロバートはどうも好きになれない。ぼくはジョン・ウィックの方が好き。おもしろかったけどね。
