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GODZILLA ゴジラのdenizのレビュー・感想・評価

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)
3.6
「-怪獣王は救世主か?-」

『TENET』で見かけたアーロン・テイラー=ジョンソンくんがとても印象的だったので。
何に出てるのかなーと調べていたら。

え、GODZILLAに出てる…?!汗

…如何にゴジラくん(とムートー)しか見ていなかったかを痛感しました…反省…!!

ゴジラ様は鮪なんか喰わねぇんだよ?!で有名なエメゴジさんから、見事に脱・ティラノサウルスして、小顔長身なイケメンゴジラに超変身。(あくまで個人的主観です笑)
クリヘムばりに首から肩への筋肉がしっかりあって、あきらかにパワーヒッター。
腕の可動域が長いところも大好き。
マリン・イグアナそっくりに泳ぐ姿も可愛らしい。
だからこそ!!
いいからはよGODZILLA出せや!!
とイライラしながら見ていた人間パート。
そこにアーロンくんを発見…!!💦
よかった、楽しみ倍増です!笑

この映画の個人的特異ポイント。
その1。
芹沢博士の怪獣ムートーに関する世紀の気付き。

「そうか、雌なんだ!」

え、怪獣に…雌雄ってあったんだ…!驚
確かにミニラくんのお母さんはモスラじゃないかとかあったけど、怪獣たちがこんなに堂々と睦み合い、画面狭しとイチャイチャする姿を見る日が来るとは…。
いやー目から鱗設定でした。
ハリウッドはやはりラブロマンスが無いと死んじゃうのか…?
まあこんなところで驚いてる場合じゃないとドハゴジ観た自分が突っ込んでますが…笑
ムートー(嫁)の口の中に熱線放射するゴジラ氏が大変イケゴジでした。
(ただ、終始画面が暗すぎてせっかくの怪獣プロレスが見にくすぎるのが超減点)

そして特異ポイントその2。
水爆実験の正当化。
これだけはどうしても解せない。
反核の象徴として生まれたはずのゴジラを駆除殺傷する為に、東西で競って水爆を投下していたなんて設定、…理解に苦しむなあ。。
そのくせ、ゴジラにかつてないほどの「スーパーヒーロー」感を演出してくる。
逆説的な自戒の念なのだろうか。

兎にも角にも、記念すべきモンスターバース一作目。
『ゴジラvsコング』は来年5月公開に延期となってしまいましたが、コングくんの背が伸びる待ち時間だと思って、楽しみに待機したいと思います。
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