Yuto

新劇場版 頭文字D Legend1 覚醒のYutoのレビュー・感想・評価

3.3
イニシャルDのリメイク作品3部作第1章


声優は総入れ替えでバトルシーンにユーロビートを流さなかったりと、古参ファンには評判の悪い映画みたいだが(旧シリーズの『Final Stage』と同じ年に公開したようなので、そりゃあ反感は買うでしょう)、まだイニDに出会って1週間の自分はその点で別に違和感とかは感じないです。とりあえずめちゃくちゃ豪華なキャストですよ。

とは言え、リメイクの悪いところが前面に出ている映画ではある。あくまで私個人の感想ですが、一番残念なのはキャストでも音楽でもなくCGです。

車のボディ表面に走るハッチングの線やドリフト時の摩擦のエフェクトなど漫画を意識したような表現が散見されますが、アレはダメです。
私は原作コミックスは持っていませんが、イニシャルDに限らず「疾走する車」を漫画で描くとなったらそのような絵になるでしょう。言うまでもなく漫画は静止画です。つまり「動かない絵」の中でハッチングなど活かして疾走感を演出する必要があります。
しかしアニメは映像です。「動く絵」です。表情が変化する人物とかならまた別ですが、少なくともイニシャルDのようにリアルなカーバトルを売りにするアニメで漫画のような演出はむしろ逆効果です。なので非常に気になりました。

続きを観ようかどうかは迷ってます。
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