ロックダウンという強敵がメインヴィランなのだが、中立の傭兵という割には、ほぼデストロンのポジション=単なる敵でしかないのが勿体なく、彼の設定を活かしきれていないように感じられた。
折角なら第三勢力として三つ巴の戦いでもしてもらいたかったところ。
また、メインビジュアルのダイナボット(恐竜たち)も、ほんとに映画の終盤にやっと出てくる程度で勿体ない。ロックダウンの檻に入っている「囚われしもの」は宇宙人でも怪獣でもなんでもよかった訳で冒頭に一応伏線が用意されたものの、やっつけ感が残った。
ということで、過去に見た記憶がさっぱり無かったが最後の香港のシーンになってようやく「あ、この映画みたわ」と思い出した。
2作目以降、徐々にトーンダウンしてしまっているように思う。
オートボットの新キャラ(侍!軍人!)の見た目や活躍っぷりは凄く良かったのと、人間側のキャストも悪くない印象。やっぱり脚本の問題なのかな…