『ヒックの成長』
１作目から5年後となる2作目。
バイキングとドラゴン、それぞれがお互いをリスペクトし合い、過ごすことが当たり前になっているバーク島。
ドラゴンレース、そしてヒックとトゥースの空中滑空からのスカイダイビングの美しさ。
世界観はしっかりと守り、時間経過を感じさせ、新たなアニメーションを見せてくれる。
この時点でワクワクが止まらない作りになっている。
今作では固まった考え方を持つ者に対して、ヒックが新たなリーダーとして向き合っていく。
何を信じて、相手に対してどう向き合っていくか、リーダーとしてすべきことは何か。
自分なりに素直に相手に接するヒックならではの解決策にまた胸が熱くなる。
仲間を理解し、考えに芯があるヒックを信じ、進むバイキング。
ヒックの成長がそのままバイキングの成長に繋がっていく、ヒックはまさしくリーダーにふさわしいのだろう。
母の登場、ワイルダービーストによる食事、夫婦の再会、家族団欒、そして父の弔い。
アニメーション表現が非常に豊かで今回も脱帽。
早く３作目を劇場で見ないと、と思わされる。
