怒髪猫なんじゃった

救いたいの怒髪猫なんじゃったのレビュー・感想・評価

救いたい(2014年製作の映画)
3.7
2014年、県立T病院のナースセンターの受付カウンターに、この映画のチラシが積んであり、一枚手に取って読みました。
あぁ、この映画観てみたいなって思いました。

昨年、それを思い出してTSUTAYAで探しましたが見つかりませんでした。
ひょんな事から先日、GYAO!で配信されているのを見つけて、やっと観る事が出来ました。


東日本大震災から3年後の宮城県・・
仙台の医療センターで麻酔科医を務める主人公と、その夫で地域医療医として務める二人を軸にして、肉親を亡くしたショックから、懸命に起ち上がろうとする地域住民の再生の物語です。

この映画には、人としての本当の優しさ、地域を思う強さがあります。
主人公医師の夫婦愛、夫を津波で亡くし、義母と暮らす看護師の最後のシーンでは、号泣です。

病院では、外科手術をした医師ばかりに、目は向きますが、手術中、患者の体調をコントロールする麻酔科医は、ぞんざいになりがちですが、この映画で、その凄さが良く判りました。

エンディングで流れる小田和正の歌が、心を癒してくれます。

ありがとう!・・好い映画でした。