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ルパン三世のmitakosamaのレビュー・感想・評価

ルパン三世(2014年製作の映画)
2.4
スカパーにて。劇場では未見でした。
昨今の雨後の筍の様に作られては批判の対象になる、アニメや漫画の実写映画化。今作もそんな1本ですな。

ぶっちゃけ出来としては“中の中の下”といった感じかしら。
ルパン三世をモチーフにしているが、キャラクター設定は新規に作り起こし。

元々ルパンや不二子は大きな窃盗組織の所属していたが、内部の裏切り者により組織は崩壊。
その裏切り者とお宝の争奪戦。さらにタイの犯罪組織と戦いが話の大まかな流れ。
次元とは初めて出会い相棒を組む。五右衛門とルパンは元々旧知の仲だった。銭形とルパンも初対峙であり、どちらかというと犯罪シンジケートの壊滅が主目的。

まぁ設定を変えるのは別に悪い事ではない。ただ銭形の存在が中途半端になったとは思うな。

小栗ルパンは似てる!逆に玉山次元は似せる気が無く完全に別キャラ。
綾野剛の五衛門は罰ゲームレベルのヘンテコリン。
黒木メイサは何なんだろうね?ヤマトもそうだし、やたらTBS系映画に重宝されてたよな。謎だ。
浅野銭形も悪くは無いが、映画内での役割が中途半端で損してるな。

さらに、ゲストキャラで香港や台湾や韓国やタイの俳優が使われてる。
国際マーケットを狙ったんだろうが、ぶっちゃけコレが蛇足だよなぁ…
蛇足なキャラが多過ぎて、どのキャラが死ぬのが序盤から判るよ。

監督は北村龍平だけど、アクションがズバ抜けて目立っていた訳でもなかったかなぁ。

念力珍作戦という、正に珍作が前例にあるので、比較的実写化のハードルが低かったのはあるかもしれない。
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