相原

オール・ユー・ニード・イズ・キルの相原のレビュー・感想・評価

4.9
ケイジ(トム・クルーズ)の死んで生き返ってを繰り返して強くなっていく過程がテンポ早くて観ていてすごく楽しい!どんどん強くなっていく主人公、王道だけどめちゃくちゃアガる。
またケイジのキャラがめっちゃ良い。最初の口先だけのペラペラ男な感じから、どんどん肝が据わっていって顔つきが変わるのが凄かった。最初の方のダメダメトム・クルーズ、めっちゃレアな感じで可哀想なのにすっごい面白かった。
特に、初めらへんの、まだ全然スーツに慣れてなくて変な歩き方をしているときに、ケイジが「アッコレ無理」って顔をした直後に、即逃げようとするのがめっちゃ好き。すぐに「脱走したぞー」「捕まえろ」みたいに仲間に捕まってるのにまだ逃げようとするのが面白い。
あと、リタ(エミリー・ブラント)に訓練つけてもらっているとき、怪我すると「リセットする」って殺されるから、それが嫌で、足怪我したねって言われて「全然いける、爪先感覚あるし、いけるまだ大丈夫」みたいに足引きずりながら逃げてるのも笑った。結局殺されるってなって諦めた顔で「殺してくれ」ってなるのも最高。
リタとのコーヒーのあたりで泣きそうになった。
全体的に重すぎず、けっこう笑わせにくるから、観ていて面白い。テンポが最高に良い映画だった。最後の方は少しご都合主義なところもあるが、私はとても楽しめた。
相原

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