なるみん

オール・ユー・ニード・イズ・キルのなるみんのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前半は「プライベート・ライアン」ミーツ「スターシップ・トゥルーパーズ」みたいに仕上がっており、絶望感とブラックユーモアは原作を上回る出来だった。もちろん悪意と残虐の化身ともいうべきスピルバーグやヴァーホーヴェンには及ばないが。

しかし「コール・オブ・デューティ」や「メタルギア・ソリッド」を思わせるような展開を可能にしていたトムのタイムリープ能力が失われてからは「普通の」アクション映画に成り下がってしまう。

ラストのとってつけたようなハッピーエンドもなぜそうなるかが未だわからないのが最大の不満点。

前半秀作、後半凡作。
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