このレビューはネタバレを含みます
前半は「プライベート・ライアン」ミーツ「スターシップ・トゥルーパーズ」みたいに仕上がっており、絶望感とブラックユーモアは原作を上回る出来だった。もちろん悪意と残虐の化身ともいうべきスピルバーグやヴァーホーヴェンには及ばないが。
しかし「コール・オブ・デューティ」や「メタルギア・ソリッド」を思わせるような展開を可能にしていたトムのタイムリープ能力が失われてからは「普通の」アクション映画に成り下がってしまう。
ラストのとってつけたようなハッピーエンドもなぜそうなるかが未だわからないのが最大の不満点。
前半秀作、後半凡作。