Elie

オール・ユー・ニード・イズ・キルのElieのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

もう一本映画見ない?と誘われて見ました。すごくゲーム性が強くて、トムちん(の精神力)がめちゃくちゃタフでした。主人公の目線でどうしても見るように仕掛けてあるので、ダメだと分かってはしんで、の繰り返しがかなりしんどい(笑)。すでに見せたもの・踏んだ手順を踏まえて、重要なポイントまでテンポよく飛ばして見せたりと繋ぎ方は流暢な印象で良かったです。それにしたってなんどもリセットがかかるのはしんどいけれど。

ループ能力者的にはタブーな輸血までされてしまって一見詰んだかに見えても、そこからのタフさがとにかくすごい。というかもうやるしかないという状況ですが、それにしてもすごい。

同じ世界線、同じ状況の中で、片方だけが全てを覚えている。他の誰もが何も知らない中で自分だけが起こり得る大概のことを知って、経験しているという未知の感覚を想像せざるを得なくて、なんだかふわふわした不思議な気分で、しんどいとか思いながらも飽きずに前のめりで見てしまいました。

ノア・テイラーって、登場するとすぐにわかりますね。そして存在感に癒されます。あの研究者との場面だけは逼迫した話をしているのにほっこりと和みました。最後、少佐としてリタと再会したあと、ぜひノア・テイラーのラボにも会いに行って、みんなで讃えあってほしいです。
Elie

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