Osamu

幸せのありかのOsamuのレビュー・感想・評価

幸せのありか(2013年製作の映画)
4.0
すれ違いを観る映画。

この映画の雰囲気、好きだなぁ。

障がいで言葉を話せないマテウシュが、意思疎通しようとするけれど、どうにも困難。でも、観客にはマテウシュの心の声が語りかけてくれる。

マテウシュの目線で2時間を過ごすことになる。

お母さんとはすれ違いばっかりだったけれど、間違いなく自分への愛を感じる。

何も言わずに去って行ったあの人とは何がすれ違ってしまったのか分からない。でも確認する術が無い。

言葉を話せても話せなくても同んなんだなぁ、と思った。
言葉で伝えてもすれ違う時はすれ違うし、言葉で伝えなくても分かり合えることもある。

画が抜群にいい。アングルにも構図にもこだわりを感じる。好き。

「踊り子」のシーンがいい。こういう美しい場面に出会うことが歓び。

哀愁の音楽もいい。

ポーランド映画祭にて。