観客賞総舐めという言葉に納得の映画でした。
1度前に観たことがあったんだけど、かなり前半で寝てしまって、映画の本質を全く理解しないまま何の気無しにそのまま放置していた映画。
なぜゲイの2人には子供を育てる資格が認められないんだろう。あんなに愛に溢れてる2人なのに。子供もそれを求めているのに。なぜ子供の為の1番を大人が決めるんだろう。見ず知らずの大人が。子供自身が自分にとっての1番を分かっているにもかかわらず。
誰の為の法律で制度なんだろう。
母親には全世界どこの裁判所でも勝てない。
差別ではなく現実。
そう、差別があることが現実なんだと。
血の繋がりを最も重んじてるから。あんな最低な親でも。
そこまでして引き離したいのか、あの周りは。
映画の中でも幸せなシーンは一瞬で、温かい気持ちで観れたのは一瞬で、どんどん現実の嫌な部分ばかりが見えていた。苦しかった。
そしてきっと、こういう風に引き裂かれる子供と大人が沢山世界には居るんだろうなとおもった。
ラストまでいつのまにかがっつりと心を引き込まれました。
チョコレートドーナツが大好きなマルコに、ハッピーエンドが大好きなマルコに、ハッピーエンドを。
強く願う映画でした。