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チョコレートドーナツのiのネタバレレビュー・内容・結末

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールでも涙が止まらない。
こんなに泣くなんて自分でもびっくり。
心が締め付けられるようだった。
本当の痛みを知り本当の良心を持った人は
例え世間の偏見が強い生き方を選んでいたとしても報われるべき。
でもそれはまだ理想段階で
親権や難しい事でなくても
上手くいかないのが現実で。
偏見を持たれることにも
色々な理由があるのも事実。
偏見自体が悪いというものでもないと思う。

全ての命、生まれたからにはその人生を生きる事に意味があり、その人にしかわからないこと伝えられないことがきっとある。
ドナテロはそれを伝えようとした。
ドナテロだからマルコの痛みがわかり他人事では済まなかったんだろう。

相手を非難する時は十分に理解した上でないと後々後悔することになる。それは世間で言う、「普通に生きる人」の恥になる。

だが、自分はわかっているつもりでも間違っている時もあるし、経験もない事に関しては理解した「つもり」である事が多い為、情報の中で考え自分は理解しているからその上で非難もできる。というのは違う。
当事者でもない実体験のないその理解は「つもり」ではないか、非難する場合でなくてもさらに考える必要がある。

この作品を観て、私は気づいた。
偏見や差別を理解している「つもり」だったんじゃないか。
実際に壮絶な偏見や人種差別を経験した事もなければ経験者から話を聞いたことすらないから。

けれど、偏見や差別はいじめや男女差別など身近に存在する為無経験ではない。

その上で自分の体験とリンクするところから自分の意見でその人の本質を見極め自分が理解出来ない物の魅力だったり、何が必要で何が間違いなのか偏見を持ち非難する前に一度考えてみる必要がある。

例えこの作品のように間違った結果になってしまったとしてもそれぞれが新しい実体験として「つもり」の理解者達に語り継いでいく事ができる。その権利を大事にしたい。

今よりゲイや障害者に対して
偏見が強かったであろう
昔のハリウッドを舞台に
切なく愛のある物語を観れた。
たくさん勉強になる。
正義が問われる映画を観ると熱くなりすぎてしまう。
案の定涙が止まらなかった。
ドナテロの唄が心に響く。
マルコの笑顔に何度癒された事か。
偽善ではなく、自分とリンクする部分があったから善意から愛に変わったんだろう。
放っておけなかったんだろう。
切ないけど大切な話。
多くの人に見て欲しい。
たくさんのレビューを見ながら
また涙が止まらない。