まゆげ

チョコレートドーナツのまゆげのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.7
優しくて思いやりのある人が報われない世界。
観る前まではこんな結末を迎えるとは思ってなかったです。
「こうならないでほしい」を遥かに超えた悲しい物語でした。

ネグレクトする薬物中毒の親と子供のことを第一に考える同性カップル、どちらに育てられるのがいいかなんて目に見えてます。
映画では同性カップルが育てることに難を示していたけど、異性カップルなら大丈夫なんて保証もどこにもない。
たしかに同性が異性かによって子供に与える影響は違うと思うけど、何より一番大切なのは子供が愛情を受けて健やかに育つこと。
それを確実にできていた2人がマルコから離されるなんて悲しすぎます。

この映画、LiLiCoさんが感動して後悔する映画館が日本で増えたらしいんです。
見終わった後は辛すぎてしばらく放心状態だったけど、この作品に出会えて本当によかった。
まゆげ

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