高橋ちゃん

チョコレートドーナツの高橋ちゃんのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
5.0
私もいつの間にかマルコを
愛おしく感じていたんだと思う。
マルコが服を整えて荷物を整理し
窓際で「約束」を待ち、
「約束」を果たせなくて泣きながら寝るシーンは
涙を堪えきれずにはいられなかったし、
最後はたたみかけるように、
薬物に依存する「世間で絶対的権力のある」心ない母親や、
夜中に街を歩くマルコの癖、
長い裁判の流れと、
同時にマルコがその間大人に振り回されて自由にいられない中待ち続けたこと、
全てが悲しかった。悔しかった。

それから、映画って、良いなあと思った。
2時間程度で必要な要所だけピックアップされて、音楽で脚色されて、どんなに悲しい物語でも見終わったら「良い作品だった」って現実に戻れるから。