常木さおり

チョコレートドーナツの常木さおりのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
3.9
聞かせて、ハッピーエンドな
魔法使い少年マルコの話を。



法とは人を守るために
あるのではないのかい?

人間が人間を愛おしく思い
守りたいと思う事、
それは必ずしも生殖活動の
対象でなければならないのか?
少しだけ、人より考えるのが
遅かったりしただけで、
大人達はそんなに特別扱いするのか?

彼らは彼ら3人で
幸せに暮らせて行けたのに。
そもそも悪の根源はあの母親。
学校の先生はとてもいい先生だった。


コンパクトに
収まり過ぎていたようにも感じてもっと
紆余曲折あっても良かった気もする。
(もしあったとしてもやり切れないことばかりだったとは思うが)




どうでもいいのだけど、
ルディは
朝ドラの滝藤松雪夫婦を
足し算したような顔格好が一瞬あって
ひとりで笑っちゃった。

日本語解釈だと
ドーナツ(の穴に)に
意味を持たせていたけど、
その解釈はドラマ『カルテット』と
被りまくりだから飽きた。
原題のままでよかった。