MinC

チョコレートドーナツのMinCのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
3.7
最後、魂の叫びのような『I shall be released』に心が泣いた。本当に名曲。ANY DAY NOW、ANY DAY NOW。私はこれ、輪廻転生の歌でもあると勝手に認識してるんですが…あんなパフォーマンスされたらもう、ハート鷲掴みにされます。

再びの引用になりますが、子どもとの出会いかたが『万引き家族』とすこし似ていて、愛情を受ける事なく虐げられた障がいを持つ子どもを偶然匿うことになり、引き取って家族になろうとする話。本作はゲイカップルであることと、法的に権利を勝ち取ろうとする点ではよりアメリカ的積極性を持つ。が、この作品でも、正義を振りかざす司法サイドが、必ずしも人を守ることが出来ないという遣る瀬無さを突きつけられる。
法って、お互いより気持ち良く生きるためのルールであって、権力であってはならないと思うんですが、ね…
MinC

MinC