わかっていたんですよ。
知っていたんですよ。
泣けるのわ。
差別と偏見からくる憎悪にも似た正しくない正義は確かに存在していた。
そして今もまだね。
ゲイが障害者の子供を育てた実話から着想を得た、かなり現実的な作品。
どれほどの壁が待ち受けていようと自分を偽りたくないルディは刹那的にポールと恋に落ちる。
彼等はゲイであり周りからも時代からも避けられる存在。
そんな2人の元にダウン症の子供マルコが、、、
施設送りにされてしまう彼を育てたいルディと協力をしたいポール。
やがて3人は本当の家族になっていくが、、
“辛”という字はあと1本の線を引くだけで“幸”になる。
いつかは幸せになると信じていた。
かならず幸せにすると決意していた。
ルディとポールに突き付けられるのは無情の理不尽。
差別と偏見。
幸せを手に入れるために闘い続ける2人と耐えるマルコ。
そして物語は結末へ、、、
マルコがカワイイ。
本当に3人は幸せのために闘っていた。
協力者はいるし、どんな逆境も耐えてみせる。
でも世間とは冷たいものです。
ラストの手紙には想う人も居たのだろうか?
闘ってきた人達がいたからこそ世が変わり始めているのだとしたら、人はどれだけ傷つくのでしょうね。