みねとも

チョコレートドーナツのみねとものレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.0
世の中には、他人の幸せを異常なほど妬む人がいる。
人の不幸を望む人たちの邪な執着心というのは、ときに一人の人間の人生を台無しにすることがあるのだ。

1970年代、ゲイのカップル。ダウン症のぽっちゃりした男の子。

世の中の片隅で暮らす、彼らのつかの間の幸せを、邪な心を持った人間が奪い去ってしまった。
そして、現実社会の法律というのは無情なものである。

家に居場所がある。両親の愛を感じる。
勉強を教えてもらって、眠る前にお話をしてもらう。

こんな最上級の幸せを与えてくれるとしたら、
最高の両親だと思う。
ゲイのカップルだとかは関係ない。

男女の両親に育てられたとしても、この最上級の幸せを味わったことのない子供は、世の中にたくさん存在するのだから。
みねとも

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