楽しくて、優しくて、哀しい物語です。
ゲイバーのダンサーのルディ。
検事局のポール。
マルコ。
ルディとポールは、恋に落ちる。
ちょうど同じ時期に、ルディの横に住んでいたジャンキーな女が警察に連行される。
その部屋を見てみると、子供が。
その子はマルコと言い、ダウン症で・・ 。
ルディは、マルコの事が気になり、施設から脱け出して来たマルコを保護する。
ポールとルディのカップルで、マルコの母親から保護の許可を貰い3人で生活しだす。
ある時、ポールの上司からパーティの誘いがあり、3人で参加したが。
そこから悪夢の展開が・・。
この作品は、事実を元に製作されましたけど、元の話が1970年代の事で。当時はまだまだ同性愛にアメリカも否定論が先行していて。その中でゲイのカップルがダウン症の子供を育てるなんて、世間的に許されない感じがよく理解出来ました。
ルディ役のアラン・カミングの演技が見事で、ゲイながらマルコの母親の様で、ある意味父親の様な愛を注ぎ込む感じが素晴らしいです。
ポール役のギャレット・ディハラントも、男性を愛してしまった自身に戸惑いながら、全てを越えた時に自身の進む方向を見定めた感じが良かったです。
でも、なによりマルコ役のアイザックレイヴァは、最初の登場シーンからラストの橋のシーンまで、こんなに衝撃的な役者がいるのかと、感動を覚えました。