映画「デトロイト」の頃から 何も変わってない……。
今でも当たり前のように残るレイシズムに向けようのない怒りが込み上げてきました。
事件自体も酷いことですが、さらに加害者たちのその後が酷い。
あんなやつら極刑でも足りない。
作品の作りとして、最初に事実を見せることで、まず言葉にならないくらいショッキングだし、
その後の本編中ずっと
この話のエンディングが脳裏に焼き付いたままになるので、
とにかく「頼むから、このまま幸せであってくれ…」と絶対に届かない祈りを続けてしまうんです。
ライアン・クーグラー長編デビュー作ということで、このあと「クリード」、そして「ブラックパンサー」と、作品規模も作品テーマも本当に素晴らしいキャリアの積み方していて尊敬します。