2009年元旦を迎えたばかりのカリフォルニア州フルートベール駅で起きた事件を描いた実話。
ホームで警官に撃たれたのは22歳の黒人青年オスカー・グラント。彼には娘と恋人がいた。
オスカーが生きた最後の日、大晦日は母親の誕生日。
娘との本気のかけっこ、恋人との会話、家族の集まる誕生日パーティー。
どれも普段の何気ない1日であっただろうけど、冒頭に実際の映像で結末を知らされるため、悲劇が近づくにつれ胸が締め付けられ、既に中盤からは涙。
フィクションであれば、祈りはきっと届いたはずだけど、これが実話であるという残酷さ。