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プリズナーズのtamagoのレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
4.0
予想していたのとちょっと違ってて、重かった〜
ラスト前の展開がバタバタして、一部置いてけぼりになっちゃいましたが、見終わった後はどっと疲れて巻き戻して確認する気力もありませんでした…
それだけ、迫真の内容だったということですが、ヒュー・ジャックマンが子供を誘拐された父親の心情を痛いほど表していて、本当に胸が痛くなりました。
けど、いい映画だと思います。この映画を観て、被害者の痛みを理解して犯罪が無くなればなぁと切実に思うくらいでした。

映画としては、クライムサスペンスというよりもサイコスリラーのような気もしますが、いずれにしてもヴィルヌーヴ監督ならではの重たーい雰囲気が音楽の効果もあって満喫?できます。
僕は、プレードランナー2049で初めてこの監督の作品を観てファンになったのですが、その後観たボーダーラインもメッセージもめちゃくちゃ暗かったので、プレードランナーは話自体が暗いのは前作からの続きだからと思っていたけど、そもそもこの監督のベースが暗いという感じがしてきました。
ひょっとしたら、音楽が同じヨハン・ヨハンソンという方なので、その影響かもしれませんね。やはり映画音楽ってすごいですね。
DUNE砂の惑星は楽しみにしてるのですが、暗すぎるのはちょっとなぁと少し不安です…
書き忘れてましたが、この映画は題名が秀逸ですね。
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