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プリズナーズのIDEAコメントはお休み中のレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
4.6
内容超要約ラップだYo!

俺はファーザー(父親)
これからはチェイサー(追跡者)
超えろ一線を、吼えろ猛然と!

単身救うぜ、Myドーター(娘)
犯人巣食うは、マジどこだ?

ポリスが動くの、遅すぎ地獄
逃すな犯人、前にして乱心

心のセンター(中心)
ドロドロのアンガー(怒り)
今の姿は、憤怒のオーガ(鬼)

yeah!ちぇけら!

本作は、怒りに満ち溢れた息詰まる重厚なサスペンス作品です。
しょーもない素人ラップを言う奴は全く出ません。

誘拐された娘の父親と事件を追う敏腕刑事、2人の執念が交錯する絶妙な人間ドラマ。
2時間半の長尺が気にならないほど物語に引きずり込まれます。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の独特の空気感もしっかり感じられ、満足できるドゥニドゥニ感。
同監督の作品『ボーダーライン』の空気感がお好きな方は間違いなくお楽しみ頂けるかと。

キリスト教的エッセンスが含まれていますが、サスペンスとして楽しむ分には分からない部分があっても大丈夫です。
宗教に詳しく無い私も存分に楽しめました。

観賞後は是非解説を読んで、作品に織り込まれた"神のご意志"を拾い集めてみるとより深く作品を味わえることと思います。

アーメン。