kogepuu

プリズナーズのkogepuuのレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
2.5
21.08.21

突っ込みどころが多い映画です。
青年を監禁拷問している約一週間の間、水も食料もやらず、糞尿は垂れ流しですが、よく生きていましたね。
そこら辺の描写がほとんどないので、リアリティに乏しく、長尺がしんどくてただただ胸糞悪かったです。

黒人夫婦も、特に嫁の方は拷問を知りながら警察へは通報しないし、そもそも何の根拠もなく疑うのには無理があり過ぎるのでは。。。

犯人を確信してから家に行くのは結構ですが、拳銃で武装もせず「火傷をした」なんて視聴者でも解る見え透いた嘘で拳銃を隠しているババアに簡単に返り討ちに合うし、とんだ体たらくです。
冤罪の男を散々拷問しておきながら、主犯のババアには「できれば暴力は使いたくない!」なんじゃそりゃ。このオヤジ、アル中が脳にまできてるのか。

ラストシーンも同様に、納得のいかない終わり方でした。
拷問オヤジを救出するにしても、足を撃たれて「持っても24時間の命」じゃなったんですか?
少女の救出から結構時間経過している気がしますが、病院での会話の感じだともうとっくに失血して手遅れなのでは。。。時間軸もあやふやです。

このサスペンスを完璧だと言う方のレビューを読みましたが、私は最後まで釈然としませんでした。
肝心のところがボカされてばかりで、無駄に長尺なだけの胸糞悪い映画でした。

伏線が凄い!プロットが完璧だ!とか言ってる方がいますが、ツッコミどころも満載ですよ。そもそも長尺で作る意味ありますか?
どう考えても2時間で収められる内容です。
kogepuu

kogepuu