めかぽしや

プリズナーズのめかぽしやのレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
4.0
『灼熱の魂』のドゥニ・ビルヌーブ監督の待望の作品。

150分以上ある作品だけど、先の分からな展開でハラハラしながらあっと言う間でした。

ある日、2人の少女が失踪する。
失踪する前に不審なギャンピングカーが止まっていて、持ち主、アレックスを突き止めます。
証拠不十分で釈放されますが、少女の父親の1人かアレックスを拉致監禁、拷問を加え娘の居所を吐かせようとするけどなかなか吐かない。

少女の父親、ケラーの独自の調査と刑事ロキの地道な捜査から少しずつ事件の全貌が明らかになっていく。

展開が早いのでうかうかしていると伏線を見落としてしまいがち。

ケラーの非情さとロキの焦燥感が見事に演じられて見応えがあるのとアレックスの不気味な感じも、鳥肌でした。

『灼熱の魂』ほどの衝撃ではなかったけど、とても面白く観られました。
自作の『複製された男』も期待大!

アメリカでは1年間に80万人の子供が失踪しているようです。
日本だって少女が失踪している未解決の事件があります。
それを考えると恐ろしいし、親御さん達の気持ちは計り知れません。
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