キャサリン子

プリズナーズのキャサリン子のレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
3.8
サスペンス映画の中でも一段と高い評価を得ているということで鑑賞。
犯人を追い詰めていくというサスペンス映画というよりも、アメリカの宗教と倫理観、人々に根付いている考え方を描いた作品。

アメリカの宗教観という社会的なテーマが主題となっているため、登場人物の誰一人として共感できる人がおらず私には非常に難しかった。


けれど、犯人が全く読めず、二転三転するストーリー展開に少しも中弛みすることなく最後まで楽しめました。
2時間半くらいあったけど、あっという間でした。
犯人わかった時は思わず「お前だったんかーい!!」ってなった(笑)
そして、犯行の動機がやっぱり共感できなかった。理解不能。


それはそうと、執念·焦燥·憎悪に目を血走らせ、わなわな震えながら容疑者と対峙するヒュー・ジャックマンは見事としか言いようがありません。『グレイテスト·ショーマン』の時と同一人物とは思えない。完全に憑依してました。


怖かったけど、とても見応えありました。
キャサリン子

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