うえの

ジュラシック・ワールドのうえののレビュー・感想・評価

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
3.9
亡きジョンハモンドからイスラ・ヌブラル島を受け継いだサイモンマスラニ氏率いるマスラニ社はかのジュラシックパークの跡地に新たな恐竜のテーマパーク、ジュラシックワールドを建設し、一大観光名所として大成功を収めていた。
恐竜を支配下に置くことが出来ると過信した人間たちに降りかかる悲劇を描いた、ジュラシックシリーズ14年ぶりの続編にして、新たな3部作の幕開けとなる作品。

14年(作中では22年)経っても同じことを繰り返してしまう愚かな人間たちと進化し続ける恐竜たちを描く大人気シリーズの久々の新作。
主役に大人気クリスプラットを据え、恐竜との絆や共生をテーマに掲げた今までの黄金パターンとは一味違った観点とド派手な恐竜たちのアクションで2015年最大のヒット作となった。

前3作で若干ネタ切れ気味感のあった新出の恐竜は、遺伝子操作で生まれたハイブリッド型恐竜という大型なパワーアップが施され、オリジナルの恐竜がバンバン出ててきたり、最新の技術を結集したヌブラル島では見たことのない球体の車?ジャイロスフィアで恐竜を間近で観ることができたりと、娯楽要素も大いに増大した演出で、恐竜を支配下に置くことが出来ると過信してしまうのも納得いくような出来に仕上がっている笑。

また今作で最も前シリーズと異なるのが前述の恐竜と人間の関係性にある。
暴走したインドミナスレックスとオーウェン率いる人間チームが対抗するという構図の中でオーウェンが調教していた4匹のラプトルをインドミナス狩りに利用する件があるが、ここでバイクにまたがるオーウェンと並走する4ラプトルを見て胸が熱くなったのは自分だけではないと信じている笑。
長年に渡りT-REXの裏で暴れまわる裏主人公的立場だったラプトル達が人間に協力して、ボス恐竜に挑む構図はシリーズ通してなかったはずだ。
ましてやラストシーンの3つ巴戦は旧王者のT-REXの満を持しての登場と共闘するラプトルの勇姿に目頭が熱くなった。
その後全てを持っていくモササウルスに笑った記憶もあるが笑。

前シリーズを無かったことにしない、上手い演出で最高のリスタートを切れた今作は3部作とのことで今後も気になるところである。
1だけ名作扱いシリーズにならないよう祈るばかりだ。。

2015年09月19日(土)1回目@TOHOシネマ新宿
2018年08月15日(水)2回目