ぶちょおファンク

ジュラシック・ワールドのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3.5 中盤★2.5 終盤★2

地球は人類の愚かさを超えて生き延びる。
生物は人類の愚かさを超えて生き延びる。
そうでないと思うのは………人間だけだ。
 マイケル・クライトン著「ジュラシック・パーク」より

4DX初体験がこの映画で、今までは“元の2Dが面白くなければ3Dや4DXにしても意味がない”っと思っていましたが、
今回2Dで観直して4DXで観た時より評価は高め。(4DX=★2)
つまりは4D云々のごちゃごちゃした本来“映画に必要のないギミック”が素材の邪魔をしていたんだなと。

この映画で最も特筆すべき点はCGでもスリルでもなく、クレア叔母さんの全力疾走だ。
あの高いヒールの靴で迫り来る恐竜から逃げる脚力とオンナのスキルは素晴らしいの一言です。

まあ後半の盛り上げは単純に見れば迫力はありますが、
それって一難去ってまた一難じゃないの?って思いますけど、
正義のヒーローのようなので一件落着ですし、
いつものように細かいコトを言えば“ヒトが自然の摂理をコントロール”する警鐘の物語だとして、
ラプトルを餌付けして飼い慣らすのも同じコトやと思いますけどね。

悪い意味でスピルバーグ・イズムを継承した粗末なキャラの扱い、ニンゲン描写は残念で、
単なる表面的面白さの娯楽作品に成り下がったのは
元々この世界観を生み出したクライトン原作本好きとしては少し残念ではある。

2017年180本目