アニメ主題歌の「ペガサス幻想」を使った予告編が本編の30倍ほど盛り上がっている(劇中でペガサス幻想は使われない)ので当時前売りを買って公開を待ち望んでいた往年のファンたちも多かったのではないだろうか。俺が「煌めく小宇宙クリアファイル」を持っているのがその証拠だ。
尺が短いのでとてもじゃないが十二宮編のすべてを描くことをできないのはわかっていたから改変を含めて内容はよく言っても善戦したという感じだが、見所はCGによる戦闘、こればっかりは製作に6年をかけただけあって聖闘士同士の光速の競り合いを上手く表現できていて見応え十分。ただ、あの小宇宙を感じないギャラクシアンエクスプロージョンだけはいただけない…。
新解釈の星座カースト問題としては魚座が即死したり相変わらずの蟹座だったり根深い問題があるが、まあ、俺は乙女座だから関係ないので深くは言及しない(とは言えシャカはただのいい人になっていたんですが…)。
なんだかんだ言って見るに耐えないなんてレベルじゃないし(ディズニーを意識したようなオーバーリアクション＆ジェスチャーの演出はまあちょっとどうかと思ったが)、聖闘士星矢のパラレルワールド展開として面白い企画だったと思う。そもそも各人の出番が少ない訳だしゲームにプレイアブルキャラで出して欲しいな。聖衣のデザインもかっこいいし。
しかし、赤羽根健治くん。必殺技という必殺技を叫ぶのにめちゃくちゃ定評があるな。兜甲児然り。
弱小星座が十二宮を相手取る星座モチーフの新スーパー戦隊、同じく星座モチーフの登場する仮面ライダーフォーゼの奇しくも双子座のゾディアーツのヒロインが出家騒動…つまり、今、聖闘士星矢がアツい！
