キッチー

ノア 約束の舟のキッチーのレビュー・感想・評価

ノア 約束の舟(2014年製作の映画)
3.2
旧約聖書の「創世記」をもとに作られた映画。宗教に詳しくないのですが、堕天使と人間の戦いや大洪水のシーンは迫力もあって面白かったです。人間ドラマとしてはいまひとつ盛り上がらなかったように感じましたが、大洪水の迫力はやはり劇場で観たかった。

宗教を信じる人たちからは、宗派によって支持されたり、批判されたりした映画みたいですが、自分が記憶していたノアの方舟ともかなり違ってました。

ノアって神様から指示されて方舟作って、動物を一つがいずつとノアの家族を乗せて洪水から逃れ、始めからやり直すという話だと思っていたので、ノアが悩んだり、ノアの意志が前面に出てきたりするのはイメージが違ってました。「ブラック・スワン」のダーレン・アレノスキー監督だからですかね、主人公が苦悩するのは...。ラッセル・クロウがただの頑固おやじに見えてしまいました(笑)

堕天使が泥の怪物っていうのも意外。こういう解釈はいいのかな~。サタンとか悪魔とかってイメージだったから、全然別物の感じがしました。

スコア的にはいまひとつの感じでしたが、聖書に興味を持つきっかけにするにはいい映画なのかもしれません。
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