おやすみなさいを言いたくての作品情報・感想・評価

「おやすみなさいを言いたくて」に投稿された感想・評価

みずは

みずはの感想・評価

3.8
紛争地域。
やりきれない気持ちになる。

将来について少し考えさせられた。


長女のプレゼン沁みた。泣けた。
whitelily

whitelilyの感想・評価

4.5
心が引き裂かれそう。

喜怒哀楽、感情は人を動かす力を持つ。だけど自分を否定されたとき心の拠り所は何処へ。戦場写真家のレベッカとその家族。世界で起きる戦争は幸せな家族の肖像に暗い影を落とす。
死と対峙する勇気は大切なもの全てを手放す覚悟と同等に思える。でもその信念は大切なものを守りながら恐怖と向き合うこと。何もかも手放さない強さを持つこと。

平和な暮らしを望みながら戦地に赴くレベッカの強さと不安に耐え続ける家族の姿に何度も胸が引き裂かれそうになった。世に伝えていかなければという使命感と裏腹に悪化する戦地の現状と悲劇を繰り返す人間の愚かさに脱力。終わりのない暴力の連鎖と無力感にただただ絶望。

そんな………?!!な終焉にエンドロールは身動きとれず。

一時の平和と継続的な戦地が対称的に映し出される描き方が凄かった。死への恐怖と不安に駆られながらレベッカを必死に理解しようとする家族の描き方も良くて、こんな風に闘っている家族も世界にはいるんだなとリアルを突きつけられた。心の拠り所を手に入れたレベッカに…あの現状は辛すぎる。

重いけれど普遍的なテーマを深く考えさせられたので観て良かった。ジュリエット・ビノシュ好きなのよね。あの目力あるけど優しい瞳。
みんと

みんとの感想・評価

4.0
最小限の台詞と最大限の音楽効果で感情を思いっきり揺さぶる作品だった。

きっと大きく賛否両論別れる作品であり、人はそれぞれ使命を持って生まれ来るのではないか?強くそう思わされる作品でもあった。

女性戦場写真家であるレベッカ。危険と隣り合わせの紛争地域に赴く彼女の帰りを待つ家族の不安は計り知れない。
絶えず死を覚悟してその帰りを待つ家族、夫の目線、子供の目線、どの立場に立っても深く共感出来る。

けれど突き動かす強い使命感と情熱は、誰かがその役割を担わなければならない重要な役目でもある。

世界のどこかで起こっている悲しい現実、例えば能天気に身近なニュースに沸き立っているその時にも世界の何処かで理不尽を強いられている人達がいる。

冒頭の自爆テロのシーンはもはや架空の世界ではない。
けれど誰かが伝えなければそれは単なる架空の出来事に過ぎないのだ。

紛争地域での撮影、心を突き動かす使命感はもはや誰も止められない、いや止めてはいけないレベッカの生き様そのもの。

ラスト娘を送り出す母親の項垂れた背中と我が娘を重ね合わせシャッターを押す事も出来なかったレベッカの無念さ、その表裏一体となった映像が頭に焼き付いて離れない。

とても重く、それでも決して目を背けてはならない作品だった。
CHまち

CHまちの感想・評価

3.2
《作品概要》
女性で戦場カメラマンを仕事とするレベッカはある紛争地域で事故に巻き込まれてしまい重症を負うことに。ぎりぎりのところで命を取り留めた彼女は病室で再び家族に再会でき、改めて自分の仕事と家族のことを見つめ直すことになるのだが…。

《感想》
ストーリー展開としては戦場から帰ってくるレベッカを心配に待つ家族の心の痛みや、戦場カメラマンの仕事に対する覚悟とプライドみたいなものを主に描いています。

戦場で写真を撮る意味とは?命をかけてそこまで続ける価値があるのか?を改めて問いただす作品。かなり重いテーマです。

日本で平和に暮らしいるから想像しにくいことだとは思いますが、だからこそこの映画を知れてよかったと鑑賞後に思いました。

ただ中盤でかなり危険な場所でも関わらず写真を撮るシーンが物語上、少し過剰な演出なのでは?という気がかりな点が少なからずあったりもしたのでそこは少し意見が分かれるかも知れません。

しかしその他は概ね完成度は高く、役者の方の演技もとても引き込まれる魅力を感じた作品でした。
雪

雪の感想・評価

3.8
こーゆー写真を撮って世の中に現状を見せるのは必要なことだと思うけど…。
レベッカにはイライラした。
カメラマンとしては最高かもしれないけど、家で待ってる人の気持ちは考えないのか。
死ぬのは自分だからとしか思ってないように思える。

娘と一緒に戦闘に巻き込まれた所も、もう母親よりもカメラマン。
あれじゃ子供はたまったもんじゃない。
帰ってきてから旦那にブチ切れられるのも当たり前。

……なんで結婚したのか…(´-ι_-`)
愛ゆえに止めるし、愛ゆえに送り出す。
矛盾するこの行動はとても悩ましい。
この決断で、一生後悔するかもしれない。夫は仲間と談笑した後にさらりと言ってたし、そんな葛藤は描かれてないけれど、母が戦場に行く度にレベッカよりもずっと生きた心地がしなかったのだと。。。

娘が戦場での母を認め始めたことが大きかったんやろう。ただ闇雲に反対するのではなく、命をかけて戦場に出向く母の生き様を知った事で母を誇りに感じたのも確かだと思う。

伝える誰かが母だったと私の母が伝える誰かである必要はないとも、きっと何度も感じたであろうに。

ひたすら娘が写真を連写するシーン。
言葉ではなく、撮られる側となった母親への無言のメッセージが強烈だった。
柚子

柚子の感想・評価

4.0
冒頭の自爆テロのシーンに衝撃を受け、そのまま映画の世界にのめり込まれていった。
あの自爆テロの取材シーンによって、観ている人に対して様々な意見・感想を抱かせるような構成に思えた。
テロをテロリスト側から見られることってまず無いし、悪役として一元的に扱われるテロリストの裏側、テロへ向かう心情を見ることでこれまでと違った考えになる。

映画の中の登場人物たちもそうだし、レビューを読んでいてもレベッカは母親らしくあるべきだ、という意見が多くて驚いた。
日本でも少し前ジャーナリストの自己責任論が問われていたけど、ジャーナリストに女性、母親であるという要素が加わることでこうも世論は変わるのか、というのが印象的。

でも芸能人の不倫がトップニュースになるようなテレビ番組を見ていると、実際に紛争地帯に出向いて世界の現状を伝えたくなる気持ちになり、比べ物にはならないけどレベッカの気持ちも少し理解できる。

私のペラッペラな感想ではうまく表現できないのがもどかしいけれど、今までの考えが変わる映画だった。
hagy

hagyの感想・評価

3.0
終わりある人生で、日々何をするのか
ジュリエットビノシュは問われます
家族を愛するために生きるか
はたまた自爆テロを写真に収めるか


各登場人物の立場に寄り添って描かれており、彼らのやりとりがリアルに映し出されます👏
けど、観てる側からすればもう少し複雑な心情になってもおかしくないはずが、案外単純な二者択一だったので、深みが感じられませんでした
asagi

asagiの感想・評価

3.0
深い暗い切ない
今まで観てきた映画の中で最高の一本。作り込まれたストーリーと、リアリティかつ美しい上質な映像と音響が心を鷲掴みにします。
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