たつなみ

アダム・チャップリンのたつなみのレビュー・感想・評価

アダム・チャップリン(2011年製作の映画)
3.0
気になっていたけど後回しにしていた作品。
やっと観れた…。
凄まじい量の血とこだわり抜いたグロ描写は思わず笑ってしまう程。
当然グロ苦手な方には不向きな作品だが、耐性のある方は観ておいた方が良いかも。

作品のアオリ文にもある通り、『北斗の拳』への相当な愛情を感じる。
あとアダムの肩に乗ってるヤツ(悪魔?)はジョジョ第4部の『チープ・トリック』を意識してるのかな?
とにかく日本のマンガへのオマージュと思われる”キメ画"がやたらと多い。

説明的なシーンが多くて間延びしてしまったのは大きなマイナスなんだけど、戦闘シーンはスピーディでかなりカッコいい!
『北斗百裂拳』はマジでシビれた!
そしてそこからの容赦無い人体破壊の数々!
よくここまで作り込んだもんだ。
ハッキリ言ってここまでグロをやりたいなら、もっと尺を短くしてひたすら闘いに次ぐ闘いばっかりでも良かったと思うのだが…。

正にケンシロウの様な体で主演までこなしたエマヌエーレ・デ・サンティ監督の心意気は伝わってきた。
ていうかイタリア人って絶対アタマおかしいって…😅